さよならMac

 ぼくは有山圭二。Macユーザーだ。

 MacBook AirでMacに入門し、すぐにMacBook Proへ。以降、ずっとMacを使い続けてきた。

 iOSアプリを開発する関係でMacから離れられなかったわけじゃない。ぼくの本業はAndroidアプリの開発だ。Androidアプリの開発環境はmacOSに加えて、Windows、Linuxでも動作する。実際、Macの前はUbuntuを使っていた。

 ぼくは、Macが好きだから使っている。

 いや、好きだった。

 6年間、ぼくを公私ともに支えてくれたMacと、お別れすることにした。

「さくらの高火力」でTensorFlow

このエントリは「TensorFlow Advent Calendar」の12日目の記事です。

これまで僕は、モデルの訓練には「GeForce GTX960」を積んだデスクトップマシンを使ってきました。
この「GeForce GTX960」は、GPUだけあってちゃんと使えばCPUより格段に速いのですが、最高の性能というわけではありません。

機械学習に取り組む中で、科学技術計算などを行う汎用目的(General Purpose)GPUや、複数のGPUで計算を並列化する「マルチGPU」に憧れがないと言えば嘘になります。
しかし、GPUの1枚の価格や電気代、排熱の処理を考えると現実的でないと言う結論に落ち着いていました。

今回、さくらインターネットの高火力コンピューティングが試用できたので、やってみたことをまとめます。

TLDR: 「フリーランス残酷物語 Advent Calendar」 8日目

 この記事は「フリーランス残酷物語 Advent Calendar 2016」 8日目の記事です。

「フリーランス(以下略)」と言うことで、法人に所属している筆者は対象ではないよと言う向きもあるかと思いますが、どうかご安心ください。
 僕の所属している会社「有限会社シーリス」は今年で設立12年になりますが社員は僕一人だけ。営業、開発、その他事務仕事をすべて一人で担当している状態は、実質フリーランスと言ってもいいでしょう。

 もちろん、厳密に言えば法人格があるから契約の主体とか、有限責任だとかいろいろありますが、ようするに、なんとなくこの話題で記事が書きたくなったので、適当な理由を付けて参加していると思っていただいて大丈夫です。

 さて、8日目の今日は(と言っても実質最後の記事だと思いますが)、僕のこれまでの経験を振り返りながら、なんとなくの教訓みたいなものを書いていこうかと思います。


さよならAmazonコミュニティ

僕は、自著のAmazonレビューには、コメントを付けるようにしています。
これは、2014年に発売した最初の単著「Android Studioではじめる簡単Androidアプリ開発」の時からずっと続けてきました。

コメントを付けるのに際しては、次のような方針でやっています。

  • 著者であることを隠さない
  • 相手を否定しない
  • 具体性がなく批判するレビューにはアクションを起こさない

初心者向けの本で「これではプログラムは理解できない」と言う指摘には、あらためて本のコンセプトを説明することもありますし、「授業で使いました」と言うレビューに返信をしたりもしています。

新しくトピックを開始するには、

ある日、読者の方から「コードを転記するときにミスをしやすい」という指摘をいただきました。

確認すると、指摘のあった部分はコードの途中で改ページがあり、さらにインデントのレベルが変わっている(Pythonコードなのでインデントを間違うのは深刻)ので、確かに間違いそうです。

せっかく教えてもらったのだから、きちんと報告しようと次のコメントを投稿したときのことです。

ご指摘のページを確認しました。
ページの切れ目でインデントが変わっているので、確かに間違えますね……次版から改善します。
ありがとうございます!

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「新しくトピックを開始するには、Amazonコミュニティで良い評価を得ている必要があります。」

僕のこれまでしてきたレビューを確認した限り、コミュニティでの評価はそれほど悪いとは思えません。システムの不具合かな? 実に不思議なこともあるものだとAmazonに問合せをしました。

Brilliant but cruel

苛立ち、腹を立てて「こんなのはダメだ」と言いたくなったとき。僕はそれらを批判し、否定するネガティブなエントリを投稿する前に、「自分ならこうする」と言い換えることにしています(稀に、エンタメまで昇華できるように努力してみることもあります。これとか、これ)。

たとえばですが、

「僕は誤字や脱字に無頓着な人間を信用できない」
「僕は自分を信頼してもらうために、自分が書く文章には誤字脱字がないように特に気をつけています」

言っていることは同じでも、印象は全然違いますよね。

“Brilliant but cruel”
人に対して厳しいことを言う人は、周囲から優秀に見えるという研究があります。これはコミュニティでも往々にしてあることですが、他に対して厳しく当たっていると、短期的には「優秀な人物」という印象を形成できます。

しかし、中長期的には自分を縛る鎖になるので注意が必要です。

他から「あんなこと言ってたけど、自分でもできてねーじゃん」と言われるのが怖くて、一切のミスができなくなる(ように誤解する)と言うことです。ご存じのように、ミスをしない人間はいません。

ネットやコミュニティにはいろいろな人がいて、自分以上の能力の人もいれば、そうでない人もいます。周りに凄い技術者ばかりがいる環境だと忘れがちになりますが、これは重要な事実です。

僕は、僕が考える「簡単なこと」を「しない」のではなく、「今はまだできない」人がいるのだと意識するようにしています。

みんなが少しずつでいいので寛容さをもつと、世界はもっと幸せになると思います。